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上海・旅の交通ナビ!地下鉄(軌道鉄道)の乗り方と注意点

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はじめに

東京の3倍ほどの面積に約2,500万人もの人々が暮らす中国最大の都市「上海」。

市街を観光するときは、地下鉄・タクシー・路線バスから交通手段を選ぶことになります。
タクシーは、一番便利ですが、まだまだメーターがなかったり日本語・英語も話せないドライバーがいたりと初心者には不安が多いものですよね。

路線バスに関しては、降りるバス停がなかなか日本人にとっては分かりくいです。
その点、上海の地下鉄は、リーズナブルな運賃で時間も正確な安心の交通機関。
日本の電車とほぼ同じ感覚で利用できるわかりやすさも大きな魅力です。

今回は、上海旅行中の地下鉄の乗り方と注意点をご紹介します。

空港から上海市内に地下鉄で移動するには?

上海市内に地下鉄で移動するには

地下鉄路線図(2017.07時点)・・・上海市観光局オフィシャルホームページより

空港から市内へのアクセス手段は、主に地下鉄かタクシーの2種類です。
上海には「浦東(プートン)国際空港」と、市内に近い「虹橋(ホンチャオ)空港」の2つの空港があります。
現在、日本からの便は多くが浦東国際空港へ到着しますが、羽田便のみ上海市内の虹橋空港へ到着します。

・浦東空港から市内へのアクセス

市内へのアクセス

浦東空港からは、市内方面に向かうエアポートバスと、上海市内の東端にあり、市内の中心部へアクセスする地下鉄2号線に連絡している龍陽路駅まで直通するリニアモーターカーも発着しています。

タクシーの運賃は、市内中心部まで浦東空港で150元~180元、虹橋空港でおよそ50元かかります。
対して地下鉄はどちらも4元~7元とリーズナブルな運賃で利用できる上、運行時間も正確で、言葉も心配もいりません(※2017年7月現在のレートでは1元=およそ16円)。

地下鉄で市内へ行く場合、浦東国際空港は空港到着後最寄りの窓口で切符を買い、空港内の「上海浦東国際空港駅」で地下鉄2号線に乗ります。ホテルの集まる市街中心部までの料金は約6元~7元、片道約1時間半で到着します。

虹橋空港の場合、羽田便が到着する第1ターミナルは地下鉄10号線へ、第2ターミナルには地下鉄2号線と10号線に通じる駅があります。市内までの料金は4元~5元。約30分で到着します。

どちらの空港も、地下鉄の乗り方は日本とほぼ変わりません。空港内には日本漢字の表示もあるので、それに従ってスムーズに利用できます。

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上海市内に地下鉄で移動するには

エネルギッシュな上海の生活を支える地下鉄は、現在14路線が運行中。今後22路線の開設が予定されています。

上海市街で地下鉄を探すときは、赤い円の中に「M」の字が書かれた、地下鉄マークのついた青い看板を探しましょう。
矢印にしたがって移動すれば、近くの駅に到着します。
駅やホームの表示は路線ごとに色分けされているので、ガイドブックなどで目的の駅のある路線の色を覚えておくと便利です。

地下鉄の料金は初乗りが約3元、10㎞ごとに1元増しのゾーン制です。
上海市街地内なら3元~5元程度の運賃で移動できます。
また、子供料金は無料ですが、年齢ではなく身長130cm以上と以下で分けられています。

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地下鉄(軌道鉄道)の乗り方と注意点

地下鉄の乗り方は日本とほぼ一緒ですが、切符ではなくICカードを利用します。駅の自動券売機で、乗車する路線や目的の駅を選んで購入可能です。
駅の窓口では普通乗車券にあたる1回券以外にも、リニアやバス、タクシーなど、地下鉄以外の交通網でも利用できる、日本の「Suica」や「ICOCA」のようなチャージ式の「上海交通カード」も購入できます。
また、地下鉄乗り放題のフリーチケット「1日券」「3日券」もあるので、旅のプランに合わせておトクなチケットを選びましょう。

駅の改札機は、入り口専用と出口専用に別れています。
改札口を通るときは、磁気カード、または交通カードを自動改札機の上部にある緑色のタッチパネルにあててから、手押しのバーを回して通過します。

目的の駅に到着して改札を出るときは、カードの種類で利用法が異なるので注意が必要です。
上海交通カードや1日券、3日券で出る場合は、入ったときと同じようにタッチパネルに当てれば通貨できます。
しかし、使い切りの1回券は乗車ごとに回収されるため、改札機手前にある挿入口にカードを入れてから通過しましょう。

上海旅行中に気をつけたい!地下鉄利用の注意点

地下鉄利用の注意点

運賃も安く、タクシーと違い言葉の心配もいらないと、上海旅行中の頼もしい交通手段となる地下鉄ですが、いくつか注意したい点もあります。

まず、日本と大きく異なる点として、改札前の荷物検査が挙げられます。買い物袋や通勤バッグ程度の大きさの荷物なら問題ありませんが、スーツケースなど大きな荷物は対象となるため、係員の指示に従って、検査機に荷物を通しましょう。

また、日本の通勤ラッシュ同様、上海市街の地下鉄には混雑する時間帯があります。
旅行中、多くのビジネスマンが利用する1・2号線に乗るときは、朝方(8時~9時)と夕方(18時前後)の通勤時間帯は避けたほうが無難です。
地下鉄が混み合う時間は、スリにも十分ご注意下さい。
スマホやお財布など貴重品は、ポケットではなくボタンの閉まるカバンなどで保管しましょう。

上海の地下鉄は終電が早いことでも知られ、午後10時半頃にはほとんどの路線が最終となります。
とくに以前は上海ディズニーランドへ乗り入れる地下鉄11号線は終電が早く、夏季のテーマパーク閉館時間よりも早い21時半頃に最終とるため注意が必要です。
市内中心部へ向かう2号線や10号線に乗り換える迪士尼駅までの所要時間も40分程度はかかるため、ディズニーランドの帰りに地下鉄を利用するなら、帰りの乗り継ぎ時間も考慮に入れて計画を立てましょう。

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2017年4月28日のダイヤ改正で、上海市内を走る地下鉄の終電時間は大幅に延長されたとはいえ、路線によっては22時前後が終電となることは珍しくありません。
夜間は乗車する路線の終電時刻を調べてから地下鉄を利用することが大切です。

改札を出るときに、万が一乗り越しや運賃不足があった場合も、改札機の横にある有人の窓口で不足金を精算できます。
ただし、切符を紛失した場合は、運賃の約5倍の料金を請求されることもあるため、くれぐれもICカードを紛失しないように気をつけましょう。

構内は清潔ですが、駅によってはトイレがない駅もあります。
備え付けのティッシュがない場合もあり、いざという時に備えポケットティッシュを携帯しておくと安心です。

おわりに

地下鉄の旅、というと旅慣れた人向けのイメージもありますが、
キレイで利便性の高い上海の地下鉄は、安心して利用できる交通機関です。
リーズナブルな地下鉄を上手に活用して、上海旅行をお楽しみください!

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