オホーツクを代表する海の幸!ウトロでサケ料理を楽しもう
鮭の名産地北海道でもウトロが一番
北海道を代表する食材は数多くありますが、そのひとつが鮭。平成28年(2016年)のデータでは、北海道全体で全国の水揚げの約85%を占めています。その約半分が道東のオホーツク沿岸で水揚げされます。
ウトロと鮭
ウトロのある斜里町はなんと15年連続で鮭の漁獲高が日本一。そのウトロは、知床半島の中程のオホーツク海に面した港町です。ウトロ漁港の水揚げの8割以上が鮭と鱒。
例年9月から11月末までは秋鮭漁で活気づきます。生まれた川に戻ってくるところを定置網で捕らえられた鮭が続々と水揚げされていきます。
ウトロでは、鮭の水揚げが見学できたり、遡上を見られるスポットもあちこちにあったりするので、鮭を味わう前に見学するのも一興です。それでは早速、本場の鮭を味わえる名店をいくつかご紹介いたしましょう
ウトロ漁協婦人部食堂
最初は、ウトロの鮭を知り尽くした人たちが切り盛りしているお店です。厨房で腕を振るうのはウトロ漁協婦人部の皆さん。お店はウトロ漁協組合の建物の一角にあり、開業から50年の歴史を誇ります。
鮭を味わうなら、定番の「焼き魚定食」や「イクラ丼」の他に、鮭の漬け、イクラ、鮭フレークがのった「秋鮭三種丼」もおすすめです。グルメをうならせるのは鮭だけでなく、ホッケもまた美味。隠れた人気はラーメンです
住所
北海道斜里町ウトロ東117
アクセス
ウトロ温泉バスターミナルから徒歩約5分
うとろ・シリエトク
知床観光の拠点にふさわしい、漁師の番屋をイメージした道の駅です。「シリエトク」は、「陸地」の「先端」を意味するアイヌ語。「シレトコ(知床)」の語源です。
レストランでは、捕れたての魚介が味わえますが、季節ごとに違う鮭がおすすめです。春の時鮭(トキシラズ)に夏のカラフト鱒(オホーツクサーモン)。秋は一等検(最高ランク)の秋鮭、そして冬は鮭の山漬けと多彩です。
道の駅なので、地元の特産品がそろう売店もお楽しみです。
住所
斜里郡斜里町ウトロ西186番地8(国道334号沿い)
アクセス
ウトロ温泉バスターミナルから徒歩約5分
知床海岸食堂
国民宿舎「桂田」にあるレストランです。店の名が示すとおり、オホーツク海を一望にできる場所にあります。夏はウッドデッキで夕陽を眺めながら、冬は暖かい室内から流氷を眺めながら食事を楽しめます。
もちろん、ウトロで水揚げされた新鮮な鮭や魚介はもちろん、熊丼も味わえます。
住所
北海道斜里郡斜里町ウトロ東361
アクセス
JR知床斜里駅から車で約50分。ウトロ温泉バスターミナルから無料送迎あり(約3分)
荒磯料理 熊の家
ウトロで捕れた海の幸、山の幸を心ゆくまで堪能できるお店です。一般的な海鮮料理の他に珍味も豊富。鮭でいえば、「メフン」や「氷頭ナマス」が食べられます。
「メフン」は鮭の肝臓の塩辛。「氷頭ナマス」の氷頭(ひず)とは、鮭の鼻先の軟骨部分のこと。氷のように透き通っているのでこう呼ばれます。これをスライスして酢締めにしていただきます。コリコリした食感がたまりません。
さらに、幻の鮭ともいわれる「鮭児」が入荷することもあるとか。「鮭児」とは、11月頃に網走から知床にかけて捕れる脂肪比率が高いシロ鮭のこと。水揚げされるシロ鮭、1万尾~2万尾に1尾ともいわれる希少な鮭です。
住所
北海道斜里町ウトロ西187
アクセス
ウトロ温泉バスターミナルから徒歩約5分
まとめ
世界自然遺産「知床」の玄関口、ウトロは鮭漁のメッカでもあります。鮭料理を味わえるお店は全道各地にたくさんありますが、本場中の本場、ウトロで味わう鮭は格別です。道東観光の折には、「ウトロで本場の鮭を食べる」のを目的のひとつに加えておきましょう。
(画像は写真ACより)
この記事を書いた人
- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
旅行を検索する
- 企画ツアー
- 航空券+ホテル