北海道美瑛町・なだらかな丘と広がるパノラマが見どころ!
北海道の大自然といえば?
北海道といわれてイメージするものはたくさんあるが、大地の花畑、果てしなく広がる丘の風景もそのひとつ。自然と融和し、四季折々の顔を見せる姿を一度はこの目で確かめたいという人も多いだろう。
ラベンダー畑で北海道のイメージを代表するのが、富良野市。そして富良野市に近く、なだらかな曲線の耕作地が広がる美瑛町は、その美しさで「美瑛の丘」として知られている観光地だ。その魅力と観光スポットを紹介する。
開拓されて生まれた「丘陵地帯」
北海道美瑛町は、北海道野中央部に位置し、大雪山、十勝岳連峰と夕張山系の麓にある。美瑛(びえい)とは、アイヌ語で「濁った川」を意味する「ピイェ」に由来。この町を流れる美瑛川が、周辺の火山から噴出される硫黄によって濁って見えたからだ。
後に開拓者が「ビエイ」と訛って発音し、「美瑛」の漢字があてられた。全く逆を意味する言葉が町の名前となったわけだが、開拓者達は名前のとおり美しさを誇れる、丘陵地を創りあげたわけだ。
現在では世界遺産である岐阜県の白川郷、熊本県の南小国町などとともに、「日本で最も美しい村連合」に加盟。「美しい丘陵地を持つ丘のまち」として有名になり、日本国内からはもちろん、世界からもたくさんの観光客が訪れる町となった。
パッチワークの丘
美瑛の絶景スポットは、前述したとおり美しくなだらかな「美瑛の丘」。その中を走る路は、「パッチワークの丘」と呼ばれている。道の両側には遮るものがなく、様々な作物がパッチワークの模様を織りなすように広がっているところから、名づけられた名前だ。
ここには、日産自動車のCM撮影で使われたポプラ「ケンとメリーの木」、タバコのパッケージに使われた「セブンスターの木」「親子の木」などもあり、写真を撮る人も多い。実はこの周辺は目を奪われるほどの絶景スポット。季候の良い晴れの日を狙って、レンタカーやレンタサイクルで周遊するのがおすすめだ。
必ず立ち寄りたい、展望公園
もうひとつの絶景スポットは、北西の丘展望公園。5ヘクタールの敷地に、ラベンダー、ひまわり、コスモス、ポピー、サルビアなど季節に合わせて観光客の目を楽しませてくれる。また公園内のピラミッド型展望台からは、美瑛町の丘陵地帯全景、大雪山連峰が一望でき、写真に収まりきれないほどのパノラマを体感できる。
ゆったりと過ごす時間の中で
この周辺エリアにはロケーションも抜群のカフェやレストランが点在している。その一部を紹介しよう。
bi.ble
パン工房とレストランが併設されているフレンチレストラン。地場産の小麦粉を使用、石臼で挽いて焼上げたパンは人気がある。
住所:北海道上川郡美瑛町北瑛第2
アクセス:JR美瑛駅より車で7分
オステリア・バローレ
店内の雰囲気も景色も抜群のイタリアンレストラン。上品な味わいが特徴。
住所:北海道上川郡 美沢(字)共生 美瑛町 13 線
アクセス:美瑛駅から車で10分
(Gosh)ゴーシュ
自家製焙煎コーヒーが飲めるカフェ。静かで落ち着いた雰囲気で、数を選んでオーダーできるケーキセットもおすすめだ。
住所:北海道上川郡美瑛町美馬牛北 美瑛町美馬牛北3−4−21
アクセス:JR美馬牛駅より徒歩10分
富良野からのアクセスも便利
美瑛は季候の良い季節にドライブやサイクリングを楽しむのがおすすめだが、バスでの移動も便利。旭川、富良野、旭川空港などから直行便が出ている。バスや鉄道が通る美瑛町の中心部エリアは、美瑛駅、道の駅びえい「丘のくら」などがあり、レンガ造りの独特な雰囲気をかもし出している。移動中の休憩などで立ち寄っておきたいスポットだ。
美瑛観光を楽しむ秘訣
美瑛の丘周辺は、地図に載っていない道がたくさんあり、車などの移動では迷い込む可能性もある。私道ではないが、渋滞や駐車、混雑などで農家の迷惑になることもあるため、立ち入りを遠慮してもらっている道もある。観光地と農地が融合している場所だけに、この町での観光には地元の人達へ配慮した観光を行ってもらいたい。丘は形式上観光資源となっているが、もともとは作物を作る農家が作り出している景観だ。
参考URL
「美瑛の丘」の魅力が凄い!北海道観光で絶対に行きたいラベンダー畑の魅力http://matome.naver.jp/odai/2140401418736888601この記事を書いた人
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