畑の中でランチが食べられる!?大自然を感じられる農場ピクニック
農場でピクニック!?
北海道旅行でよく目にするのが広大な農場です。水田は無理だとしても、広い農場の中を散策してみたいと思ったことはありませんか。
農場というのは、消費者の口に入る作物を作るところ。外から有害な病原菌などが持ち込まれることのないよう、通常、部外者は立ち入ることができません。
ところが、です。道東は帯広にある「いただきますカンパニー」では、提携している農場をガイドの案内で散策できるピクニックを催行しているのです。
農場は、時期に応じておすすめのところが選ばれ、自分の手で収穫した作物でランチをいただくというちょっと贅沢なひとときを過ごせます。農業王国十勝で体験する農場ピクニックとはどのようなものなのでしょう。
そもそも十勝ってどんなところ?
広大な北海道は、札幌に道庁(本庁)がありますが、その出先機関として14の「支庁」が置かれ、それぞれに所管する区域が決まっています。
北海道の天気予報で「石狩・空知・後志地方の明日の天気は」というのを見聞きすると思います。この石狩・空知・後志のそれぞれが支庁が管轄する地域のことです。十勝もそのひとつです。
十勝は、19の市町村からなり、東京・千葉・埼玉の合計に匹敵する面積があります。支庁所在地は帯広市。主要な産業は農業と畜産業で、一戸当たりの耕地面積は全国一、食糧自給率1,100%を誇ります。
主な作物は、小麦、じゃがいも、豆類、てんさいです。いずれも作付面積は全国トップ。牛も多く、十勝の人口の約1.3倍も飼育されています。おもしろいことに、農業王国ともいわれる十勝で水田を見かけることはほとんどありません。十勝の小麦畑が約45,000haであるのに対し、水田は約14haしかないのです。
ツアーの内容は?
個人ツアーは、おやつツアーとランチツアーの2種類が用意されています。団体ツアーは、個人ツアーと同じ内容の他に、「畑からケーキができるまで」、「畑からカレーができるまで」といったテーマのツアーもあります。
農場ピクニックは時期によって訪れる農場が異なり、現地集合、現地解散です。また、基本的に雨天決行です。畑に有害な菌を持ち込まないようにするために長靴に履き替えるか、靴カバーを着用します。なお、ペットを連れて入ることはできません。
訪れる農場は観光農園ではなく生産農家の農場です。農場内を散策や収穫体験をしながら、専門のガイドが説明をしてくれます。散策の後は、おやつやランチの時間となります。
なお、作物の収穫時期は季節や天候に大きく左右されるので、必ず収穫体験ができるわけではないことを覚えておきましょう。
おやつや、ランチの後は、写真撮影を楽しんだり、ガイドへ質問したりして過ごせます。最後に、長靴や靴カバーを返却してツアーは終了です。
どんな農場に行けるの?
「農場ピクニック」で訪れる農場をいくつかご紹介しましょう。下記いずれの農場でも、ランチツアーのランチは、パン、野菜などを菜種油のアヒージョやチーズでフォンデュしていただく「パンベキュー」です。用いる材料は全て十勝産です。
波佐農場(音更町)
菜の花畑です。おやつツアーでは菜種油と十勝産小麦のパンをいただけます。
坂東農場(芽室町)
小麦畑、じゃがいも畑、トウモロコシ畑があります。おやつツアーでいただけるのは、小麦畑のときは十勝産小麦のパン、じゃがいも畑のときは畑で穫れる生ヤングコーン、トウモロコシ畑のときはもぎたてとうきびです。
川野農園(音更町)
じゃがいも畑とトウモロコシ畑です。じゃがいも畑ではいも掘りを、トウモロコシ畑ではトウモロコシの収穫体験ができます。おやつツアーでいただけるのは、じゃがいも畑のときは、いも掘りでゲットしたおいものフライドポテト、トウモロコシ畑のときは、もぎたてとうきびです。
道下広長農場(帯広市)
ながいも畑です。ながいも掘りの体験ができます。おやつツアーでいただけるのは、ながいものバター焼きです。
まとめ
いかがだったでしょうか。観光農園では味わえないリアルな農場ピクニック。ご紹介した他にも農業体験ができるプランなどいろいろ用意されています。道東旅行の折には選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょう。
催行者名
株式会社 いただきますカンパニー
住所
北海道帯広市西12条南29丁目2-5
公式サイト
https://www.itadakimasu-company.com
(画像は写真ACより)
この記事を書いた人
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