石垣島限定の泡盛は絶対に買っておくべき土産
沖縄方面へ酒好きの人が旅するとほぼ間違いなく土産に泡盛を買って帰る。泡盛を好む人は沖縄以外にも多く、土産にすると大変喜ばれる酒だ。そんな人気土産の泡盛だが、限定の泡盛があることを知っているだろうか。
今回紹介するのは石垣島でしか手に入らない泡盛。石垣島を訪れる際は是非とも石垣島限定泡盛を買って帰りたい。
泡盛とはどんな酒なのか
まずは泡盛について少し知ってもらおう。
泡盛はタイ米を原料にした黒麹仕込みの蒸留酒。一般的に焼酎に使われるのは白麹で日本酒には黄麹が使われることが多い。原料にタイ米が使われるのは黒麹菌が菌糸を伸ばしやすいからだと言われている。
泡盛の仕込み工程はとてもシンプル。全麹仕込みと呼ばれるその工程はタイ米と黒麹で米麹を作り、それに酵母と水を加えて2週間程度発酵させるというもの。国内で製造される焼酎の中で全麹仕込みによって作られるのは泡盛だけ。
また、蒸留の方法にも特徴がある。泡盛は単式蒸留機によって蒸留することが定められており、原料の風味を余すことなく反映させた蒸留酒に仕上げるのだ。
石垣島限定泡盛
では早速、石垣島限定の泡盛を紹介しよう。
まずは八重泉酒造の「八重泉」。美しい海と自然の力で作られる黒真珠のように八重山の水と自然が作り上げた宝石のようなこの泡盛。八重泉の中でも黒真珠は伝統的な味ながら芳醇な香りでちょっと贅沢な気分を味わえる泡盛に仕上がっている。
八重泉酒造は工場見学も可能。もちろん試飲も可能で、工場限定の泡盛も販売されている。
八重山最古の酒造である玉那覇酒造所の「玉の露」はテレビ番組などでもよく取り上げられる泡盛。昔から根強いファンもあるが、最近は甘味やうま味がアップしたことから新たなファンも多数獲得している。特に玉の露30度はそのまま飲んでもカクテルにしても美味しく飲めるため、オールマイティな泡盛として人気急上昇中。
泡盛初心者におすすめなのが高嶺酒造の「於茂登(おもと)」。この泡盛は於茂登山の天然水で仕込まれており、昔ながらの地釜式蒸留によって作られている。ふくよかで甘味のある於茂登の中でも30度は飲みやすいと人気。
ちょっと個性的な泡盛なら池原酒造の「白百合」だろう。洗米から蒸留まですべて手作業で行っているため製造数はそう多くはなく、市場にはあまり出回っていない泡盛。添加物を一切加えないということにもこだわっている。白百合という爽やかな名前にもかかわらず独特の風味があるため好き嫌いが分かれるのだが、白百合に一度はまると普通の泡盛では物足りなく感じるようになってしまうかもしれない。
請福酒造は力強い味わいの泡盛が定評。梅酒やコーヒーリキュールなども販売しているが、何と言っても人気なのは「直火 請福」。もろみを入れた釜に直火を当ててゆっくり蒸留していることから'直火 請福'と名付けられている。力強い味わいながらもマイルドな飲み口は地元でもかなりの人気。
飲めないからと諦めないで
酒が弱い人でも安心して石垣島の泡盛を楽しむ方法がある。石垣島ゼリー本舗ではここで紹介したほとんどの泡盛を使ったゼリーを販売。ただ、アルコールを含んでいるため運転前や未成年は食べられないので要注意だ。
泡盛は適切に管理すれば100年でも200年でも置いておくことができる。この泡盛の古酒は何と自宅でも育てることは可能。これぞという泡盛を見つけたら自宅で育てていくのも楽しみのひとつだろう。
ここで紹介した泡盛は古酒・泡盛専門店である泡盛屋で入手することができる。通信販売もできるが、ガイドブックに載っていない島の情報なども聞けるため石垣島に行く際はこちらも訪れたい。(画像はイメージです)
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